ラグビー部はスクールカースト上位にいるのか

 

 

 友人に誘われ初めて大学ラグビーの試合観戦に行った。ルールに関する知識がほとんどなく、「ボールは前に投げちゃいけない」ぐらいしかわからないまま、ほわほわしながら国立競技場で試合を観た。

 

 それにしてもスポーツとなると、スクールカーストと結びつけて考えてしまう癖がある。サッカー部やバスケ部を頂点として、その他の運動部、文化系部活という序列があり、人間的イケてる度が左右されるというアレだ。ぼくの通っていた中学・高校にはラグビー部がなかった。ラグビー部はスクールカーストでいうと、どこに位置づけられるのだろうか。

 

 アメリカ映画であれば白人アメフト部がスクールカースト頂点で、チアガールとキャッキャウフフのワンダーランドだ。ラグビーもアメフトに近いような気がするから(適当すぎる認識)、ラグビー部のある日本の高校では、サッカー部と並ぶ人気部活なのかもしれない。大学ラグビーの会場には、20代と見られる若い女性客もけっこういた。

 

 ただ、ファッションセンスがあり爽やかな笑顔を振りまくサッカー選手とは、ラグビー選手の印象は大分違った。試合開始前に巨大スクリーンで両チームのメンバー紹介がされたのだが、登場する顔がことごとく運転免許証のような写りというか、ありていにいえば悪人顔なのだ。みな目つきが鋭く、頑丈そうな顎を備えている。体重が一定を超えるとあのような顔つきになるのだろうか。

 

 一般的に日本人男性は線の細いほうが好まれると言われるけれど、その方面はライバルの多いレッドオーシャンだから、むしろマッチョ化したラグビー体系ほうが、特定の女性層にモテるかもしれない。ぼくも身長的には十分な高さで、偶然にも体重が正月以降順調に増え続けている。あと数十キロ体重を増やして筋トレするだけで、夢のガチムチ体型のできあがりだ。さて、モテる体型になるという言い訳ができたから、目の前のシュークリームを遠慮なく食べるとする。